2009年11月9日 ベルリンの壁が崩壊してから20年が経ちました。20年前、私にとっては遠い国の出来事だったのですが、今は、多くの友人が住んでいる国です。その中に、旧東ドイツ時代に幼少期を過ごした友人もいます。
2009年現在、旧東ドイツの地域の住宅賃料は、旧西ドイツ地域の半分以下と言われています。これは、旧東ドイツの地域の地価が20年たった今も西ドイツに追いついていないとも考えることができます。 また、先に行われた、ドイツの連邦議会選挙の結果で、「選挙の壁が町を分ける」という記事(ドイツ語)がドイツの新聞ターゲスシュピーゲル紙に出ました。旧東ベルリンの地域では、東独時代の独裁政権(社会主義統一党)の流れを組むLinke党が占めたというものです。これについては、ベルリン中央駅:ドイツ総選挙、ベルリンの東西分断(日本語サイト)をご覧下さい。 かつて、ベルリンの壁の崩壊へと繋がった、オーストリアへの越境を見逃したハンガリー。今、その国では、医師と看護師の賃金が同額だそうです。不安定な経済状況に追い打ちを掛けるように起きた金融危機で、国家は危機的な状況に陥っているようです。 ヨーロッパは、EUという大きな共同体となり、これからどのような国になっていくのでしょうか。 かつて、社会主義の理想追求をしたチェコスロヴァキア共和国で起きた「プラハの春」、その20年後、「ベルリンの壁崩壊」そして、今年、その壁崩壊から20年。 この大きな節目にたち、極東の島国に住む我々日本人が、遠い国の出来事ではなく、20年後の世界に向けて、共に考え、歩んでいくことが必要なのだと思います。
by dirigent-yuichi
| 2009-11-09 23:20
| ヨーロッパ
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