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音楽を読む
自由。それは、ある前提条件の下で、成立している。
我々が暮らしている社会には法律があり、その法律を
守るという前提があるから、自由に外を歩くことが出来る。
これがもし、法律が守られず、いつ危険が襲ってくるかわからない
状況だったなら、自由に外出することなど到底できない。

この「ルール」のもとに成立している、自由。
これは、音楽にも存在する。

音楽には、さまざまなルールが、楽譜の中に存在している。
それは、音符。休符。そして、スタッカートやスラーなどの
アーティキュレーション。強弱などの記号。
フレージングを確立するための和声進行(和音の並び方)。
調性の選択など。
作曲者によって、ルールの作り方は様々である。

その作品におけるルールの中で、私はいつも、自由な音楽の
表現者でありたい。

また、時に「ルールを踏みつけた演奏をする」ためにも
そのルールを熟知していたい。

そのために、今までも、これからも、音楽を読み続ける。
by dirigent-yuichi | 2010-05-31 00:20 | 音楽
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